甲状腺眼症 #7 ー 術後2日目からの顔面変幻
気分最高の私です
まだ内出血は取れないけど、術後2日目からの顔面の移り変わりをお届けします
コロナ禍で世の中大変だけれども
在宅勤務だったからこの手術に臨めたんだな
と、今になって思う
顔を隠さずには交番の前は通れない日々
35日経った今、だいぶ内出血が落ち着いてきた
じゃあ一気に行ってみようー
昨日1ヶ月後の診察に行ってきた
術前から言われてたことだけど
私の場合は2回目の手術(上瞼からの眼窩減圧術)もやった方がよく、さらに左眼の上瞼が降りてこない眼瞼後退になっているので、それも治した方がベストとのこと
ただ見た目は落ち着いてきたけど、内部ではまだ手術の炎症があるので、これから3ヶ月は何もできず様子見、その間にこの先どうするかを考えておくことになった
ひとまず一歩前進した
一歩とはいえこの一歩はとても大きな前進だ
もし迷っている人がいたら
進んでみないと何も変わらないよと言ってあげたい
手術だからね、もちろんリスクはあるよ
だけどもこの先の人生
毎日おかしくなった顔を見て嘆くのか
明るい未来を求めて足を進めてみるのか
どっちが自分の求めるものか
純粋な気持ちで考えてみようよって
私の次のステップは、3ヶ月後以上先での上瞼からの眼窩減圧だけど、
在宅勤務生活がどうなっているか次第で時期を決めようと思う
なので一旦、甲状腺眼症、眼窩減圧術のレポを終了にします
もし迷ってたり、悩んでたり、調べてもよくわからなくて困ってる誰かの役に立てたなら幸いです
それから
オキュロフェイシャルクリニック東京、新前橋かしま眼窩形成外科クリニックの先生方、看護士の方々、付き添ってくれた友人K、いろいろ心配してくれた周りの人達、みんなに心から感謝してます
甲状腺眼症 #6 ー オペツアー手術翌日
さて術後1日目
昨日の緊張や疲労が強かったのか、本当にぐっすり眠り、そしてすっきり目覚めた
まだまだ腫れてるけど、
ぷーっくり膨らんでいた眼はすでに収まるべきところへ収まってるよ!
今日は術後の診察をして東京へ戻る
まずは診察に向かった
昨日私の後に手術待ちをしていたと思われる女性も来てた
だけど彼女は一体何の手術だったのか?と思うほど内出血もなければ腫れてもいない
友人K曰く、彼女が旦那様らしき人と会話してるのが聞こえてきて
それによると、私と同じ眼窩減圧術だったらしい
そして彼女は私より後に手術を受け、私が麻酔明けに吐き気と戦ってる間にさっさと帰って行けたらしい
何だろう、この違い、私こんななのに・・・
まぁ、でも術後の診察も問題なかった
術前には、一度の手術では一般的に4cc(1cc=1mmの突出改善)程度しか脂肪を取れないとのことだった
でも術後診察での先生の説明によると、両眼ともに7cc取りました♪ いっぱい取れましたねって
ってことは、結構目が引っ込むはず
具体的な数字はいずれ腫れが引いてからの計測でいいけど、
とにかく超嬉しいーーー
先生にも感謝、付き添ってくれた友人にも感謝の気持ちでいっぱいの私
抱きしめたいくらい
とりあえずマスクとサングラスで顔を隠しつつ、
友人Kと高崎でランチして、群馬名物焼きまんじゅうを食べ、帰宅の途につきました
そうそう、ホテルラシーネのアメニティにあった
スポンジタオル(ボディ用)が、眼を冷やすのにとても役立った
病院でアイマスク型のアイスノンを貰って、それはそれで良かったのだけど
緩くなってしまうとイマイチかも
起きてる間はこまめに塗らせるタオルスポンジで冷やしてた
次の投稿は術後2日目からの顔面変幻をお届けします
甲状腺眼症 #5 ー オペツアー手術当日
※ 気持ち悪い写真ありますので、苦手な人は下まで見ないでくださいね。
2020年7月8日
8:15 病院到着、なんかドキドキする、バクバクする
8:30 付き添いの友人Kも到着、ほんとありがとー
ちょっと診察があった後
9:30-かな
そろそろ着替えましょうか、と看護士さんに言われ
更衣室?的なところにいって上だけ簡易の手術着のようなものに着替える
血圧測りつつ、問診のようなものを受け、手の甲から麻酔を入れるぶっとい注射針をさし、あれよあれよという間に手術台へ促された
友人Kに、じゃあいってくるね、という間も無く
きっとKは着替えに行ってると思ってるままだろうな、と
看護士さんが、深く吸ってくださいーって・・・それが覚えている最後
気持ち悪い、吐きそうって地味に訴えた
頭の周りに何かを敷いたりしてくれた感じがした
これが術後意識が戻った時の最初の記憶だ
痛い、、、とも言ったら、麻酔を追加?してくれた
友人Kはずっと横にいてくれたらしいが、朦朧とした頭でまだきっとお昼を食べてないんだろうと思い、Kにお昼に行ってもらっても良いかと全ての力を振り絞って看護士さんに訴えたら、あとは看護士さんがKにランチに行くよう行ってくれた。
そしてまた落ちる
自分でも時々いびきをかいてる感じがする
でも吐き気はおさまらない
そしてまたまた落ちる
って繰り返して、少しは体を起き上がらせることができたのは
14:00くらいだったろうか
相当長いこと麻酔と麻酔からくる吐き気と戦ってたようだ
目の周りに付けられてたガーゼをビリビリと剥がされ
意外と強く引っ張られるけど痛くはなかった
見える?と聞かれた
見えるけど、はっきり見えてるわけでもなく、ものすごい幾何学的な柄が見えてたので答えに迷ってたら、
色わかる?色の違いわかる?的な聴き方をされた
確かにそれならわかるので、ぼけぼけのまま頷いた
そしたら先生が、退院ね、っていうのが聞こえた
え?チョーあっさり、って思ったけど
問題ないってことの裏返しだなとも思った
とりあえず起き上がり、着替えたものの
気持ち悪い、吐きそう
両眼で見てると変な角度で二重にずれて見えるので、とりあえず片目を覆ってもらった。
支払いと薬局でお薬をもらって、タクシーでホテルへ戻る
やっばい、まだ気持ち悪い
ホテルについて、部屋に入る直前で、吐き気に負けてうずくまった
前の晩からそんな食べてないから、吐くものないけど
なんとか這いつくばって部屋に入り、そのままトイレの蓋を開けて顔を突っ込む
うぇ〜ーーーー
そしたら
便器にボタボタボタボターって血が落ち始めた
ギャーーーーーー
引いた
眼から血がね、ボタボタダラダラ流れ出てきた
病院を出る前に、血が出てきても、止めないで、ちゃんと外に出してあげてくださいって言われてたことを思い出した
そうだ、これは悪いことではないんだって思って、眼から流れ出る血をそのまま放置した
友人Kは相当気持ち悪かっただろうな・・・ごめんね
翌朝 (ブログの記事紹介写真に1枚目が表示されるっぽいので、翌日のを差し込んでおきます。下の写真が出ると見たくない人にまで見えてしまうからね。)
手術当日ホテル帰宅後、見た目が怖すぎるー
でも目が痛いとか、そういうのはまるでなかった
麻酔明けの吐き気の方が私にはよっぽどきつかった
この日は目周りを清潔にして、もらったアイスノンみたいなので、がっつり冷やしながら朝まで眠りました。
甲状腺眼症 #4 ー オペツアー手術前日
2020年7月7日
今日は術前検査、少し緊張しながら群馬県へと移動
そのまま院近くのホテルにお泊まりして、明日の手術に臨む予定
群馬への電車の中、なんだかのんびりしていていいな
群馬県好きになった
しかし休みもとってるのに、こんな時に限ってなんだか仕事の電話がよくかかってくる
ランチをしながら、仕事をこなし、術前検査へ
13:00- の術前検査では、いわゆる眼科で受けるような検査に加え、血液検査を
術前検査で初めて知ったことがある
私の目の突出度ってひどいんですか?みなさんのブログだと18mmとか19mmとかで手術されてますが、私は22mmとか21mmとかなんですよね?
って聞いたら
あなたは重症度上位20%には入るレベルだよ
だから、下まぶたから脂肪を掻き出すだけではダメで、眼窩の下部分の骨も削りますよ
って
あれ?そうなの?初耳なんだけど
私が今までそういう質問をしなかったから説明されなかっただけなのかもしれないけど、今初めて知ったことに驚いた
そっか骨削るのね、私まぁまぁ重症者だったのねって(笑)
先生にお任せするつもりだから別にいいんですけどね
みんなのブログは本当に本当に自分の行動を決める上で大事な助けになった
これは間違いなく事実
だけどいろんな人のいろんなブログでむやみに知識をつけた分、
自分の知ってることが一般論か、自分の場合の個別論かを見極めることもなく、わかった気になってた
だから、先生に聞くべきことも、ブログから得た知識で理解してる気になってしまってて、それってよくないことだな、って今更ながら思った
まぁ、情報の坩堝の時代に生きてる以上、仕方のないことかも
ともあれ術前検査を終え、近くのホテルラシーネ新前橋へ
夜は仕事仲間とオンライン飲み会の予定があり、飲み会といっても大事な付き合いなので顔だけは出しておこうと思ってたけど、
それまで無駄に時間があったので、ふらふらと近所を散歩
ただでは帰ってこれないしまむら
結局靴下とか、ゆるパンツとかいくつか買って、1200円ほどお買い物してしまった
まだ時間があったので
軌跡を残そうと前日写真撮りまくり
前のブログにも載せたけど、やっぱりこれが一番今のあたしを物語ってる
コンビニで買ってきたサラダとパンを食べながら、仕事仲間とのオンライン飲み会に参加し、早めの就寝
明日は8:30には病院へ行かなくちゃ
付き添いの友人も朝一病院で合流予定
手術うまくいきますように
拝
甲状腺眼症 #3 ー すぐ手術ってわけにいかない
2019年冬か2020年年初(くらい・・・あんまり覚えてないけどその頃)
自力調査して決めたオキュロフェイシャルクリニックへ通い始めた初診の日
気持ちは、今すぐ手術して治してください!
だったけれども
そう簡単にはいかなかった
持っていったMRIを見ながら、「まだ目の周りに炎症があるから、まずは炎症を抑え、その後も炎症が広がらないことを確認してから、手術云々の話をしましょう」って
そっか、甘かったな、あたし
その日は結局目周りにステロイドを打ち終了
その後1週間おきに、点滴でステロイドをこなす
一月経った頃の診察にて、
確かに目周りが少しスッキリしたことを実感していたら、新しいMRIを見ながら先生が
「これから一月の間、ステロイドをやめてみましょう。それで炎症が復活してなければ手術していきましょう。あなたの場合、甲状腺眼症になってから時間も経ってるので手術しか方法はないと思いますし。」と
そして更に1ヶ月後
「炎症も広がってきてないですし、具体的な手術の段取りを決めましょう」と
キターーーーー!
2020年2月終わりごろ、この時点で、やる気になってからはや2ヶ月強経ってた
やっと手術してもらえるよーーー涙
が!!!
まだまだ甘かったのですよ、あたし
世の中はコロナ禍
仕事も在宅勤務が開始され、外に出るのも憚られる
手術のためには付き添い人が必要って!!!
たしかに、みんなのブログでお母様とか付き添いの人がいたけども?
まさか必須とまで認識できておらず
えーーーー
51歳独身女性、えーこんなことなら結婚しときゃよかった
東京在住一人暮らし
実家は四国、両親健在なものの親に頼んでもこっちが親の面倒を見ないといけないような年寄りだし、無理無理無理無理
こんなコロナ禍では友人にも頼めない
それに手術場所は群馬県前橋市(通ってるオキュロフェイシャルさんの前橋院)
病院側として手術可能な曜日が火水木
友人に頼もうにも術日から翌日までの付き添いとなると、事実上丸二日お仕事休んでもらわないといけない
え?無理やろそれ・・・
迷いに迷った挙句
2020年3月 友人一人に相談してみたが、コロナだし職責的にも今は難しいとやんわり断られる、まぁ想定の範囲内
2020年4月 二人目に相談したが、ちょうど職場を変わったばかりだということがわかりこちらから諦めた
2020年5月 三人目、たまたま6-7月のシフトは水木が休みとのことで、快く受け入れてもらえた
最初に相談した二人も大事な友達だし、自分のことは心配してくれてるし、協力してくれる気持ちもあったことはたしか
だから聞いてもらえただけでも、考えてもらえただけでも感謝してる
ありがとね
兎にも角にもやっと付き添いの人が決まり、7月に手術の予約を入れられた
次は手術前日からのお話ししますね。
甲状腺眼症 #2 — 眼窩減圧術を受けたい
どんな方法があるのか調べた
眼窩減圧術まではすぐにたどり着いた
端的に言えば、増殖した眼球の周りの筋肉と脂肪のうち、筋肉は取れないので、脂肪を取るというもの
だけど
それがどんなものか、どこで受けれるのか、どんな影響があるのか調べるには結構難儀した
で、何度も何度も調べるうちにやっと施術方法に2種類あることがわかった
ちなみにあくまで素人のまとめですよー
A. 定番の方法
甲状腺眼症を診てくれる眼科で行なわれる方法で、口と歯の間の歯茎あたりを切り、そこから頬骨を経由して脂肪を取るもの
1ヶ月の入院が必要
B. 特定の病院で行われてる方法
下上瞼の内側を切って、そこから脂肪を切除する方法
基本的に日帰りで、ダウンタイムも短い
けしてスタンダードな施術ではないものの、
国内で1系列(2医院)でしか行なわれてないこともあり、多くの患者が押し寄せ、かなりの症例数がある
よりわかりやすく言うと、眼科ではなく、眼窩形成、つまり目を入れる骸骨の穴の部分の形成外科、の分野にあたると思われる、たぶんね
実は私もAタイプの眼科に長く通ってた
でもなかなか眼窩減圧術まで話が及ばない
こちらが眼窩減圧術を受けたいと明確に言っても、そこまでしなくても?そこまでじゃない?的な曖昧な返答で、まるで進まない
なんで???
そこまでかどうかはあなたが決めることじゃないよ、と何度も思った
でとうとう業を煮やし、Bの医院へ電話するに至った
今冷静になって思うと、AにはAの施術に対するポリシーもあるだろうし…
だから、需要と供給が満たされなかっただけのことかも
それも仕方のないことで
他の医院を探すに至ったわけだから、それでよかったのかも
あとこれは素人考えなのだけども
眼そのものの医療なら眼科に行くけど
眼窩って、眼そのものじゃなくて、目の周りだから、眼窩形成の分野なんじゃないのかな?
素人考えですけどね
もちろん甲状腺眼症を診てくれる眼科は、長年の経験と圧倒的な実績があるはずなので、眼窩の外科手術についても安心なんでしょうけど
一方、Bは眼科ではないので、眼そのものの治療となると、いわゆる眼科と連携が必要なんだろうし、実際連携もしてくれてるようだ
いずれにしても
甲状腺眼症という一つの症状について
医療技術の進歩も含め
AとBがより融合して双方のメリデメが整理され
右往左往している患者がスピーディーに自分に合った選択ができるようになったらいいな、と思ったのですよ
私だけが結論に辿り着くのに時間かかったわけじゃないと思うから
そんなわけで
私はBへ診察に通い始めました
ここから先は次のブログで
甲状腺眼症 #1 — どんだけ出てる?
バセドウ病で突出してしまった眼
突出して、軽く斜視にもなってる、もうイヤ😱
同窓会?行きたくない
仕事で人前に出なきゃいけないけど、すごくイヤ
お客様とセッションやって、その後一緒に写真撮る時とか、絶対逃げられないし
いい歳して、写りたくないですとか言えないし
仕方なく写ったら
案の定、イヤな目つき、カエルみたい
ほんと最悪
何この病気😭
唯一一人の友達を除いて、みんな
え?そうなの?全然気にならないよ、とか、
言ってくれるけど、
そんなわけない
一番自分が分かってる
元々そんな綺麗でも可愛くもないさ
それでも元より酷くなるなんて可哀想過ぎない?
そう日々感じながら、甲状腺全摘手術後2年経ち、色々調べて眼科眼圧術を受けることにした
調べるにあたって
あらゆる人のブログが本当に参考になった
だから私の過程と経験も誰かの役に立つかもなので記録しておこうかなと
どんだけ酷かったかというと
このボッコリ感
重い、メガネかけるとレンズと眼球が触れる
頑張ってまぶたを閉じないと閉じれない
寝てる時はまぶたが閉じてないから
朝起きたら眼球の表面が傷だらけでそりゃあ痛い
目を開けるとこの離れ感
どこ見てんのかわからない
目の突出度ってのがあって、
日本人の平均は15mmくらいらしい
人によって17mmくらいだったりもするらしいけど
で私はというと、だいぶ出てました
左22mm
右21mm
治したい、心の底からほんとに治したい
そう思った